活動概要:
1.嫌気性ぼかし肥の作り方と実習
農教室では毎年3月にぼかし肥を作成していますが、こちらは好気性発酵を利用した方法です。
今回実習で作成するぼかし肥は、嫌気性発酵を利用する方法です。使う材料は、どちらも
米ぬかを主体として同じような資材を使いますが、作り方が異なります。
好気性発酵は、高温になるため、適当なタイミングで何度か切り返しという作業が必要です。
一方、嫌気性発酵は、空気を遮断して密閉状態にして行います。こちらは温度が上がることはなく
切り返しの作業が不要です。嫌気性発酵は、夏場でも1か月、冬場は3か月程度の期間が必要です。
好気性は2〜3週間位の短期間で作成できます。効果はどちらも同じ程度で、あまり変わりません。
嫌気性発酵は、少量でも作成可能で家庭でも簡単に作れます。
実習作業
材料は予め次のようなものを準備し、特別コース圃場の井戸の周辺で実習を行いました。
材料:米ぬか20L、もみ殻10L,牛糞堆肥10L、飲むヨーグルト1L、油粕2L、土着菌1L、水2L
作り方:
井戸に備え付けの大型タンク容器でよく攪拌し、出来上がったものは、肥料用ビニール袋
詰めて、あとは空気が入らないよう紐でしっかり縛り、そのまま屋外に放置します。
あとは何もしないでも約1か月で完成です。
出来上がったら、各自で少量使ってみて効果について検証したいと思います。
4.玉ねぎの播種作業
9月2日(土)午後、玉ねぎの播種の実習を特別コース圃場で行います。
ご希望の方はお出で下さい。やり方だけ見て後日自分で行っても結構です。
種は少量なら準備していますのでご自分の圃場で播種作業も可能です。
5.井戸周りの整備
井戸の周辺は、2坪ほどの空間があります。
この場所に特別コースで共同で使う道具類を準備したいと思います。
鍬、スコップを保管する木枠、収納ボックス(ハサミ、紐・・・・)
ポンプの脇に、タワシとブラシを数個用意しました。
他に、必要なものがあれば、随時、準備していきたいと思います。
例:まんのう、草刈鎌、・・・・・
個人所有のものも置き場所としてここを利用頂いても結構です。
但し、ここのものは誰でも自由に使ってよいことにします。
6.次回の特別コースの予定
・9月30日(土)13時00〜 日暮集会所
各自の圃場の観察と栽培計画の中間結果(報告書は不要)
8月26日作成のボカシ肥の状況。
−以上ー
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