活動概要：
　15周年記念事業のラストを飾る「そば祭り」を開催した。
任意団体として発足した当時からの行事で、今年で15回目を数えるが、参加者数は過去最高の125名。

　今回は自分たちで育てたソバを打って食べるという、いつものソバ打ちのほかに「根戸城址芸術祭（？）」と
銘打ってコカリナの演奏と山遊亭金太郎師匠による落語が披露された。
山遊亭金太郎師匠は当会の会員で毎年落語会を開催しているが、今回はそば祭りと合わせ、
初めて根戸城址という屋外での開催となった。

　ソバ打ちはいつものように「蕎麦勉強会」のメンバーが6台のテーブルの講師役となり、
6名〜7名程度／1台の参加者を指導した。
挽きたて、打ち立て、茹で立ての「3立て」ソバを皆が「おいしい、おいしい」と味わった。
根戸城址での芸術祭も大いに盛り上がった。紅葉で色づいた木の葉とコカリナの音色は絶妙の調和を
醸し出し、里山の風景をより美しく引き立たせていた。

　金太郎師匠の落語は待ってましたの「時そば」。子供から大人まで笑いの渦が沸き起こっていた。
そもそも根戸城址でのこのような舞台は故日暮前代表の願いでもあった。
前代表が10周年事業として企画していたものの、その急逝により封印されてしまっていた。

　今回、15周年ということで仕切り直し、間伐した杉や竹を利用しながら見事な舞台を作り上げた。
これ一回で撤収してしまうのは余りにも惜しいと誰もが感じたに違いない。
それほど素晴らしい時間を過ごすことができた。

　他の誰よりもきっと日暮前代表が喜んでくれていることだろう。
15年活動し続けた根戸城址にまた新たな価値が見出されたそば祭りとなった。